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☆ 新着情報 ☆
平成30年度第二回北海道農作業安全推進本部実行委員会が開催されました。
2018-08-31
8月31日(金)北海道農業公社5階会議室において標記会議が開催されました。
会議では発生状況報告のほか,農研機構 農業技術革新工学研究センターの志藤博克氏が農業機械の安全対策についてと題して,なぜ作業事故は減らないのか。道内の事故事例と農機製造者ができることについて具体例に富んだ講演を行いました。また,農林水産省生産技術普及課生産資材対策室安全推進班安全指導係の大塚綾乃氏からは農作業安全運動の取組報告と運動方針の説明を受けました。
北海道における今年度の農作業事故の発生状況は死亡事故がすでに8件と多く,昨年度の14件を上回ることが危惧されています。トラクタの転倒や作業機等の下敷きになる案件が多く,いずれも一人作業中の事故です。死亡事故は事故全体の氷山の一角であり,ケガやヒヤリ・ハットの事例は数多くあると思われます。
安全対策としては構造や危険個所,リスク宣言などの規制をクリアしただけでは不十分です。農機製造者は,機械使用者である農家のメンタリティを知り,本質的な安全設計を目指すことが求められます。
北農工は今年度中に農機製造者向けの安全セミナーを企画する予定です。